【カフェ】喫茶ROSTRO＠代々木公園

地下鉄千代田線代々木公園駅から徒歩数分、JR原宿駅からは代々木公園を抜けて最初の交差点を左に行った路地に喫茶ROSTROがあります。
ビルとビルの間の、ちょっと狭めの道沿いです。お店の前には、テラス席があります。

ROSTROさんには、テイクアイト専用のCAFE ROSTRO と、店内喫茶の喫茶ROSTROの2つのスタイルがあります。
CAFE ROSTROさんを利用する場合は、お店の入口すぐのカウンターで注文し、持ち帰るか、外のテラス席でいただくことができます。
喫茶ROSTROさんを利用する場合は、カウンターの奥の店内に案内されます。私は店内を選びました。

カウンターに座ると、一応メニューブックは出されますが、コーヒーとかカフェラテなどの飲み物のメニューがありません。
喫茶ROSTROさんはメニューのないコーヒー専門店。
こういうものが好き・こういうものを飲みたいと注文すると、それに合わせて珈琲職人が作ってくれるのです。その瞬間の、唯一無二の一杯が楽しめるお店。
私は「フルーティさを感じる、軽めのカフェラテをください」と注文しました。

珈琲職人さんが選んでくれたのは、オリジナルブレンド「アヴァンティアントニオ」に、シングルオリジンのエチオピアを少し加えたエスプレッソを使ったカフェラテ。「アヴァンティアントニオ」は酸味・甘味・苦味のバランスの良いイタリアンミディアム。そこにフルーティなベリー系の香りのエチオピアが加わり、甘くやわらかな口当たりのスチームミルクと一緒になって、なんとも優しい味わいの、香り豊かなカフェラテが出てきました。
私の好みにズバリ大当たり！まるで、カフェラテのセミオーダーメードのようです。

エスプレッソマシンの上の棚に並んだカップは、岐阜県の多治見焼の老舗ナカヤマさんのもの。
金の縁取りや和洋折衷の文様、透明感のある色彩が特徴の、美しいカップです。
このカップも、お客さまの飲むものなどに合わせて、選んでくださいます。
見て、持って手に触れるだけで、心が澄んでくるようなカップです。

サンドイッチやベーグルサンドのセットメニューもあります。
カフェラテでも、洋酒をつかったメニューもあるそうで、夜訪れた時に楽しんでみたいですね！

私が今回喫茶ROSTROさんを訪れたのは、SCAJ2021の展示会でROSTROさんのブースに行ったことがきっかけでした。代表の清水さんは、スペシャリティコーヒーの焙煎師であり、エスプレッソのプロでもある方。お店のコーヒーには、全てスペシャリティコーヒーを自家焙煎したこだわりの豆を使い、コーヒー豆の卸・小売も行っています。
お店を訪れた時、清水さんはちょうどコーヒーの焙煎中。合間に、お話に来てくださいました。

喫茶ROSTROさんの内装を手掛けたのは、村上俊実さんが友人と始めた内装集団M＆Mによるもの。
木のやわらかな色と風合いの中に、スタイリッシュさのある、素敵な空間です。

店内に流れるBGMは昭和のニューミュージックや歌謡曲。
清水さんが、ユーミンの「ひこうき雲」を聴いて「これだ！」と思って以来、店内のBGMはこうなったのだとか。
清水さんには、日本の喫茶文化を大切にしたいという想いがあるそう。カップが伝統的な多治見焼だったり、カフェの名前に「喫茶」とついていたり、店の外の看板にも「REAL JAPANESE COFFEE HOUSE」とあったり。

コーヒーへの情熱がカタチになった、想いのあふれる素敵なカフェです。

★この日の予算★カフェラテ　700円

ゆかぽん

喫茶 ROSTROのお支払いは現金のみです！
CAFE ROSTROさんでは、日替わりのブレンドなど40種類以上のドリンクやメニューを用意しているとのことです。