【カフェ】ばっちゃ珈琲店＠都立大学

東急東横線都立大学駅から徒歩数分の場所にある、ばっちゃ珈琲店。
6席ほどの小さなお店。中に入ると元気な店主「ばっちゃ」が笑顔で迎えてくれます。

ばっちゃ珈琲店でのコーヒーの注文の仕方はちょっと変わっています。
基本のハンドドリップ珈琲は、深煎りのフレンチローストで、ブラジル中心のブレンド。
飲みたい量、好みの濃さ、豆の量を伝えると、その通りにドリップしてくれます。
更に、ばっちゃにその日の予定や気分や体調などを伝えると、それに合った淹れ方をしてくれるのです。

この日、朝一番にお店を訪れた女性は「（在宅勤務が続いて）久しぶりに出勤するから気合を入れたいの！」と注文。20gの豆を使ってじっくり点滴ドリップした濃厚なエッセンス（20ml）を、ぐいっと飲んで颯爽と出かけていったそうです。
（お客さまからは「エッセンスを飲むと、‘眠眠打破‘より眠気が吹っ飛んで頭がクリアになる」と言われるそうです。）

逆に私は、前日の仕事の疲労が胃に残っていたので「少し弱めのコーヒーを…。あと、ちょこっとだけ甘いものが食べたいです。」と注文したところ、10gの豆でアメリカンに近い感じのドリップコーヒーと、ひと口サイズのブラウニー（50円）をおすすめしてくださいました。
さらに薄めがいい時は、大きめのマグに入れてお湯で薄めてくれるとのことです。

いただいたコーヒーは、豆の量少なめで薄く淹れていても、香りも味もしっかり感じられて、まろやかでとても美味しい。
珈琲ブラウニーは、人気メニューの水出し珈琲を練り込んで作ったもの。やわらかくしっとりしていて、コーヒーにも良く合います。

近くに座っていた女性がモーニングを注文していました。
ばっちゃ珈琲店は朝7時からオープンしていて、限定5食でモーニングセットがいただけます。
（以前は5時オープンでしたが、現在は7時だそうです。）
珈琲トーストセットは、ハンドドリップ珈琲・トースト（丸パンか食パン）・ゆで卵のセット。
NHKのパン巡りの番組にも登場した、地元でも有名な‘パン工房　寛‘のパンを使っているそうです。

ばっちゃは若い頃からコーヒーが大好きで、コーヒー豆は必ず焙煎士さんから直接購入していたそうです。
本日のおすすめコーヒーは、ばっちゃが全国から良い焙煎士さんを探し求めて、そこから仕入れたコーヒー豆をラインナップしています。ばっちゃ曰く「若くて、ある程度規模を大きくしてやっている焙煎士さんとしっかりお付き合いして決める」そう。おすすめコーヒーは2週間で入れ替えるとのことです。

私が滞在していた約1時間半の間、常連らしきお客さまがひっきりなしに訪れました。
サッと立ち寄って、いつものね、と言ってコーヒーを持ち帰る男性。
モーニングと紅茶をゆっくりと楽しむご婦人。
車椅子でやってきて林檎ジュースを注文するおばあちゃん。
濃いめをお店で一杯、薄めを仕事用にマイボトルに入れてもらって帰るOLさん。
どのお客さまにも、元気で、優しく、心のこもった言葉で話をするばっちゃ。

「毎日、お店を開くのが楽しくて楽しくてたまらないの。」
「このお店は、お客さまに助けられて成り立っているのよ。」
地域に溶け込んだばっちゃの人柄も、このお店の魅力の一つと思いました。

★この日の予算★ハンドドリップ珈琲（豆10g、モーニング）300円、珈琲ブラウニー（ひと口）50円
※モーニング珈琲で豆10gの場合は50円引き
※マイボトル持参は100円引き

ゆかぽん

ばっちゃがおひとりで営業されているので、電話での応対は難しいそうです。お店の営業状況など最新情報はホームページかTwitterをチェックしてください！とのことです！